Apr.Foolism



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彼と知り合ったのはいつだったのだろう。まだ彼がタンクトップを着たアイコンだった頃、「寒いのになんでランニングなんだ」と冗談を言った記憶がある。昨年の初冬ぐらいだろうか。その頃から彼は遠い異国の地から呟き、今も変わる事なく情報を発信し続けている。

Apr.Foolism

Apr.Foolism: はじめました。
彼がApr.Foolismを始めたのは2008年12月4日。その日、ノルウェーの首都オスロではクラスター爆弾の使用を禁止する条約が結ばれ、日本では大阪府の橋下知事が小中学校での携帯持ち込みを禁止する方針を発表した。


Apr.Foolism: メディアリテラシー
2008年12月6日に書かれた記事。バイアス、コンテキスト、インフォメーションプール、そしてリテラシー。これらのキーワードから、彼の高い知識レベルをうかがい知る事ができる。文体も落ち着いている。いったい何歳なのだろう。


Apr.Foolism: イギリス留学いんふぉ 1
2009年4月に書かれた「イギリス留学いんふぉ 1」と題された記事。その後「2」が書かれた事はない。始めたのはいいが、続く事のないシリーズ。この記事を読み、私は彼に同じ匂いを感じた。


2009年11月になって怒涛の更新が始まる。その月の更新はトータルで59件。1日平均2本のペースで書いている。おそらく新たな刺激があり、新たな出会いがあったのだろう。


Apr.Foolism: facebookのバージョンUP!
目を引くのは2009年11月14日に書かれたこの記事。当時、日本では誰も見向きもしなかったFacebookについて書いている。Apr.Foolismの最高傑作「Apr.Foolism: 迷える全ての日本人に捧ぐ!Facebookが絶対楽しくなる10のポイント!」。実際の運用まで踏み込んだ素晴らしい記事だ。これがヒットしたのは、上辺だけの情報ではなく、この頃からサービスを利用している者だけが知る、実用的な情報が満載だからだ。彼がイギリスに住んでいる事が影響している。


Apr.Foolism: もう"N"evernoteなんて言わせない!誰でも簡単にEvernoteを使いこなせるようになる7つの秘訣!
Apr.Foolismの転機は、2010年2月19日に書かれたこの記事だろう。右を向いても左を向いてもEvernote、Evernoteと叫ばれていた中、実践的なタグの活用法をまとめた素晴らしいエントリーだった。同じ時期に私もEvernoteの記事を書いたが、あれは上辺だけで留まっている。彼の記事はいつでも実用的だ。タイトルの釣り具合では私も負けていないが。


お探しのページが見つかりませんでした|デジタルマガジン
さらに、彼はデジタルマガジンへの寄稿も始めた。先日、Apr.Foolismでこのようなライトな記事をアップしてはどうかとアドバイスしたが、彼は得体の知れない年長者の話を聞き入れない、そんなリテラシーまでも持ち合わせているようだ。


最近の記事は、書くたびに多くの"はてブ"がついている。一皮剥けたようだ。彼はあの若さで10数年前からネット活動をしていたらしい。私は歳こそ上だが青二才で、相も変わらず他愛も無い事を書き続けている。

Kazuhiro Sasaki (KAZUGIMI) on Twitter

彼の人柄を表すこんなエピソードがある。

彼と私の共通の友人がTwitterを通して彼女を見つけた。私は「け!リア充め!」などと悪態をついていたのだが、彼は「自分の事のように嬉しいです」とのたまった。彼の年齢は20代中盤だ。そんな年代に、他人の幸せを自分の幸せと感じる事ができる人間がいるとは、思いも寄らなかった。私の退廃した心も浄化して欲しいものだ。

彼はTwitterで愚痴を言わない。同年代の人達は多かれ少なかれ愚痴を言う。Twitterでの真面目な愚痴は、仲間内では面白いかもしれないが、他人が読んでも面白くはない。あの年齢で彼は無意識にそれを分かっているようだ。

彼は私の家に泊まった事がある。彼が泊まりに来る事を私の家族に伝えたところ、子供が「カズヤンさん泊まるのイヤだ〜」と言い残して実家に帰ってしまった。結果、2人きりで寝る事になった。私は疲れていたのか翌朝11時頃起きたのだが、彼は7時頃起きていたそうだ。他人の家の冷蔵庫を開ける事もなく、喉が渇くのを我慢しながら、私の寝顔を見て微笑んでいたそうだ。

カズヤン。今だから言うが、君が泊まりに来た時、寝言で「リョウさん好き」と呟いてたぞ。私はたしかに一般人に紛れたオタクだが、腐男子ではない。その辺はノーマルだ。


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