一般人に紛れたオタク


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おとといの夜、@spring_mao@rupakoに会った。若くてとてもかわいい子だった。三十も半ばを過ぎようとしている私は、夢のような時間を過ごした。たぶん残り少ない運を使い果たしたと思う。


彼女たちは同じ会社で働き、"デコメリー" や "プチモジメーカー" などのiPhoneアプリを製作している。"トイレの友" というmixiアプリもあるようだ。私はmixiをやらないので内容はよく分からないが、おそらくiPhoneの "i便所" と同種のアプリなのだろう。

アプリを製作するかたわら、"http://tjkgg.jugem.jp/" というサイトも運営している。iPhoneアプリやネットサービスなどの話題を扱う女の子らしいブログだ。@spring_maoは個人のブログ "Gadget Girl" もやっている。@rupakoはブログこそないものの、女子トークで記事を書いたり、かわいいキャラクターを描いたりしている。

彼女たちと会ってみると、Twitterやブログの印象とかなり違った。

@spring_maoはネット上だと大人しそうなのに、会うとよく喋る。アプリについて、あそこが使いにくいだの、ここがダメだの、あーだこーだよく話す。とても元気のよいかわいい子だった。狭いホルモン焼き屋のカウンターで、隣りに座った彼女の吐息が顔にかかり、私は心の中で失神した。

@rupakoもまた印象が違った。Twitterのアイコンはエロ目のウサギで、タイムラインを見てもボソボソと呟いているだけ。暗い感じの子だと思っていた。ところが実際会ってみると、ともて明るくてかわいい子だった。狭いホルモン焼き屋のカウンターで、目と鼻の先に座る彼女に大きな瞳で見つめられ、私は心の中で悶死した。

彼女たちは、その辺を歩いていれば普通のかわいい女の子なのに、iPhoneが大好きでアプリを作ったり、いつもパソコンで絵を描いたりしている。

つまり、一般人に紛れたオタクだ。


"一般人に紛れたオタク" という言葉は、@marimon_monのTwitterプロフィールから引用している。彼女のオリジナルなのかは不明だが、Googleで検索する限りヒットしないので、おそらく自作なのだろう。

@marimon_monも、アイコンこそ涼宮ハルヒの有希ちゃんだからオタクっぽいが、写真を見るかぎりとてもカワイイ子だ。そのわりには漫画が好きで、セガサターンなどのゲームの話題に食いつく。

男子では@kazugimiというイケメンオタクがいる。彼も外見はカッコいいのに、アニメや少女マンガが好きで、よくモテている。私はモテるためにアニメの情報を彼から仕入れている。

彼ら彼女らは、私たち70年代以前の生まれの人とは、少し違う雰囲気を持っている。


私の歳は三十半ばで、今まで付き合ってきた友達は、だいたい同じような年代の子だ。ところが最近、iPhoneやTwitterのおかげで二十代の子とも会う機会が増えた。彼女たちはオタクのわりにカワイイ。

Wikipediaで調べたところ、オタクには世代があるようだ。60年代生まれから90年代生まれで、オタク第一世代から第四世代に分かれるらしい。(おたく - Wikipedia


私に当てはまるオタク第二世代(1970年代生まれ)

幼少期に『機動戦士ガンダム』に代表されるアニメブームの洗礼を受け、広くアニメなどが趣味の範疇に受け入れられた。これらの作品がSFを基底として、架空の技術体系を構築する手法をとったため、提供される側はその架空の技術体系を網羅したがる方向性も見られる。「ガノタ」(ガンダムオタク。ガン―オタが綴りから“ガノタ”と変形)に代表されるシリーズ作品内の知識体系のみに耽溺し、現実の知識体系とのすり合せを行わない傾向も派生させた。
末期新人類(バブル世代)と団塊ジュニア、1970年代後半生まれ(つながり世代)に相当し、 1980年代のテレビゲーム・パソコン趣味の担い手となり(ファミコン世代)、『少年ジャンプ』に代表される日本の漫画の隆盛期を担った。またこの時期にはライトノベルが成立し、この世代以降海外作品とおたく文化のつながりは希薄になる。ロボットアニメ最盛期に育った世代でもあり、プラモデルもこれらの作品に関連した製品が登場して一大市場を築き、その受け手(消費者)となった。
なおこの世代の親(1940年前後生まれ)は、『仮面ライダー』の石ノ森章太郎や『機動戦士ガンダム』の富野由悠季など、特撮の大作家が多い世代である。


彼女たちに当てはまるオタク第三世代(1980年代生まれ)

1990年代後半に『新世紀エヴァンゲリオン』の洗礼を受け、セカイ系と言われるムーブメントの担い手となった[17]。この時期にはアニメやコンピュータゲームが趣味のひとつとして市民権を得るようになり、メインカルチャーとサブカルチャーの差が薄れた時代に育った。そのため、オタク趣味に後めたさや韜晦意識を持たず、単に多様な趣味のひとつとして、アニメやゲームを楽しむ者も増えた。
1980年代前半に生まれた世代(ネット娯楽世代)は、高校時代までにインターネットが普及し始めた世代であり、インターネットをテレビや雑誌などと同質の情報媒体として利用していることが伺える。これは、1970年代後半に生まれた世代(つながり世代)が、インターネットを独立した一つのメディアとして捉えたのとは対照的である。
第三世代以降の世代ではオタク趣味が一般的なものとなり、おたくコミュニティの拡散化と嗜好の分裂化・多様化がかなり進んでいる。


「メインカルチャーとサブカルチャーの差が薄れた時代に育った。そのため、オタク趣味に後めたさや韜晦意識(とうかい意識)を持たず、単に多様な趣味のひとつとして、アニメやゲームを楽しむ者も増えた。」

私たちの年代はムッツリなオタク、彼女たちの年代はアカ抜けたオタク。単純に私が年上だからそう思うのかもしれない。生まれ育った環境の違いなのかもしれない。ただ、70年代生まれと80年代生まれには、オタクに関する感性の違いを感じる事がある。彼女たちのオタクはある種のファッションだ。まあ、そんな御託を並べるあたりが70年代生まれのオタクなのだが。



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