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走れメロス、寺院を駆け抜けどこまでも|Temple Run


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メロスは激怒した。必ずや暴虐の王を抹殺すると決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは寺院の牧人だ。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。だが、邪悪に対しては人一倍に敏感だった。きょう未明、メロスは寺院を出発した。親友との約束を守るため、魔物を振り切り、ひたすら走った。


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メロスに許されているのは、スワイプとチルトだけだ。ジャンプのタイミングが少しでも遅れると即死する。振り返ったり、立ち止まったりする事はできない。


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メロスの前にはいくつもの困難が待ち構えていた。道が突然なくなったかと思えば、木の出っ張りで頭がもげそうになる。少しつまずくだけで魔物が追ってきて、容赦なく食べられる。


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実際のところ、メロスは何度も死んだ。道の裂け目に落ちて情けない声を出す事もあった。うあぁ。


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障害物にぶつかると、嫌な音を立てて死んだ。くちゅ。
それでもメロスは立ち上がった。走らなければならない理由があったからだ。


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メロスには妹がいて、近く結婚する事になっていた。そのため、花嫁の衣裳を買いに街へ行った。だが、街の様子がおかしかった。どこかひっそりとして、寂しい。メロスは老爺をつかまえて問いつめた。どうやら王が乱心し、身内や家来、街の住人を殺しているという。悪心を抱いているからという理由らしい。

メロスは怒りが込み上げ、王の所へ行き間違いを正そうとした。だが、結局メロスも処刑される事になった。それでも妹の結婚式は上げたかったので、メロスは街にいる親友セリヌンティウスを人質にした。結婚式を済ませ、3日以内に王の下へ戻り、自分が処刑される。もし戻らなかったら、代わりにセリヌンティウスが殺される。だからメロスは、ひたすら走った。


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死んでも死んでもメロスは立ち上がり、アイテムを駆使して走り続けた。


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透明になるアイテム。コインを吸い寄せるアイテム。死んでもそこからやり直せるアイテム。様々なアイテムを使って、走る距離を伸ばした。


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かくしてメロスは、何度も何度も寺院の中を駆け抜けた。存在しない親友のために。

そう。実のところ、気が触れたのは王ではなくメロスだった。妄想に取り憑かれてしまったのだ。だが、一番おかしくなっているのは筆者かもしれない。死んでも死んでも、もう一度だけと思いやり直してしまう。

現在の最高記録5,109メートル。総走行距離165,915メートル。恐るべしTemple Run。


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小説『走れメロス』とゲーム『Temple Run』に関連性はない。


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