iBookstoreで始動する『村上龍電子本製作所』



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村上龍は以前から電子書籍に前向きだった。

最初は、2010年にiOSアプリでリリースされた『歌うクジラ』。全編横書きの小説で、坂本龍一の音楽も組み込まれた実験的な作品だ。続いて登場したのが『限りなく透明に近いブルー』。デビュー作を直筆原稿で読む事ができる画期的なiOSアプリだった。そして昨日、iBookstoreの日本版オープンに合わせて「村上龍電子本製作所」が始動した。

自身のメールマガジンJMMで、「わたし自身の著作、およびわたしがプロデュースする作品のために村上龍電子本製作所というブランドを新たに設けることにしました」と説明している。


現在、iBookstoreに並んでいるタイトルはこちら。


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電子書籍で初登場の『希望の国のエクソダス』は、私が好きな小説。エンターテインメント色が強いので、誰でも楽しめるはずだ。『心はあなたのもとに』では、「電子版では著者の強い要望によりメール文のビジュアル表現を極限まで追求しています」と解説されているので、紙媒体にはないオリジナルのコンテンツもあるようだ。

村上龍電子本製作所には、既刊本だけではなく新作を期待したい。『五分後の世界』と『ヒュウガ・ウイルス』の続きが読めると最高なのだが。


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