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1000文字の世界、ショートショートのすすめ

Essay



ショートショートと呼ばれる小説がある。短編小説よりも短く、それだけで話が完結していて、400字詰めの原稿用紙で10枚程度のもの。文字数に明確な規定はなく、コンテンストによっては1000文字程度が条件になることもある。

1000文字とは、400字詰めの原稿用紙なら2.5枚、140文字のTwitterなら7ツイート程度、ブログならこの記事がだいたい700文字ぐらいだ。この長さで起承転結を整え、最後に落ちまでつけるのはなかなか難しい。

ブログの文章は長すぎると最後まで読まれないし、短すぎると物足りない。1000文字程度で綺麗にまとまっていて、ユーモアが含まれていると面白い。ショートショートを読むと、その感覚がつかめるかもしれない。

有名なのは星新一『きまぐれロボット』、阿刀田高『冷蔵庫より愛をこめて』、筒井康隆『笑うな』、そして川端康成『掌の小説』あたり(リンクはAmazon)。この中で『きまぐれロボット』のみ、Kindleストアでも購入できる。

『きまぐれロボット』は、人間のだらしなさを風刺した物語。『笑うな』は、タイムマシーンにまつわる二人+二人の関係をシュールに描いた物語。どちらも序盤から中盤にかけて背景を説明し、終盤で落ちをつけるという構成だ。

ブログで小説を書くわけではないが、構成がしっかりしていて面白ければ読者は増えるはずだ。学生のレポートやビジネスマンのメールなど、様々なシーンに1000文字の世界はある。短い文章でも、起承転結を凝縮して読み手を惹きつけたい。

星新一は言う「世の中には短く要約できないものはない」と。


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