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映画『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』を観て思う人生の密度



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iTunesに登場した新作映画『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』を観た。この映画は、実在したサーファー:ジェイ・モリアリティの人生を描く伝記物語。ジェイと彼の師匠フロスティは家庭環境が複雑で、生い立ちを想像しながら観ていると目頭が熱くなってくる。

こちらは映画の冒頭シーン。



ジェイは8歳の頃、海で溺れた時にフロスティに命を救ってもらった。それを機にサーフィンに夢中になり、16歳でカリフォルニアのビッグウェーブ「マーヴェリックス」に挑む。冒頭の写真はその時のもの。このワイプアウトで一躍有名になったが、2001年、モルジブで素潜りの練習をしている最中に亡くなった。まだ22歳の若さだった。

こちらはジェイ本人の映像。



ジェイの事を調べていたら、日本にも若くして亡くなったサーファーがいた事を知った。名前は佐久間洋之介。ジェイと同じビッグウェーバーで、2006年、25歳、神奈川県の葉山で素潜りをしている最中に亡くなっている。

こちらは本人の映像。



サーフィンで波にのまれると、水中から何分も上がってこれなくなる。だからビッグウェーバーは素潜りの練習をする。ジェイも佐久間も、映像を見ると真面目で優しい印象を受ける。一人で波に乗っている時だけ、自分の存在を確かめられたのかもしれない。

海の中で意識を失う寸前、彼らは何を思ったのだろう。まだやりたい事が沢山あったに違いない。だが、義務教育すら放棄してサーフィンに没頭した彼らの人生は、人一倍密度が濃かったはずだ。亡くなる時の顔に、彼らの笑顔がオーバーラップする。

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち(iTunes Store)


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