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ペンタ棒

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カメラのファインダーを覗くと、中央やや右上に黒い影が写っていた。背景を変えても写っているのでゴミだ。最初はレンズを疑ったが何もついていない。残る可能性はセンサーで、見てみると案の定、5ミリほどのゴミが付着していた。カメラ人生初のセンサー汚れだった。

私にとってセンサーはとてもナイーブなもので、喩えるなら転んで擦りむいた直後の傷口だ。消毒を塗ると、焼けるような痛みが走るあの傷。だから本当はサービスステーションで診てもらいたかったが、富士フイルムは7年前に名古屋の拠点を閉めていた。

仕方なくウェブで専用のクリーナーを探した。そこで見つけたのがペンタ棒だ。ペンタ棒は通称で、正式な商品名は「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1 39357」。仕組みは、粘着棒をセンサーに押し付けてゴミを剥がしとるというものだ。

調べる限り事故は起きていないようだったが、いかんせん敏感なところに粘着するので尻込みする。それでもゴミは耐えられなかったので、踏ん切りをつけてペンタ棒を購入した。そもそも私はカメラのクリーニング品を持っていなかったので、あわせてブロアも購入した。

いよいよセンサーの掃除に取りかかる。まずは細かいチリを飛ばせとどこかに書いてあったので、ブロアの風をセンサーに吹きつけた。するとあっけなくゴミが取れた。ゴミは強固に付着しているはずだったが、私の思い込みだったようだ。結局ペンタ棒を箱から出すことはなかった。

拍子抜けしたが、センサーに触れるよりはましだった。センサー周りは、もう少し構造を工夫できないのだろうか。レンズを外すと保護カバーが降りてきて、レンズを装着するとカバーが上がるなど。できれば今後も、あの異様に光ったところは触りたくない。


撮影カメラ