文体が生まれるまで

 最近写真のことばかり考えていたので、息抜きに映画を観た。選んだのは邦画の『セトウツミ』。目当ては菅田将暉だったが、印象に残ったのはもう一人の主演、池松壮亮だった。

 この映画は、菅田将暉と池松壮亮の会話で構成されている。私が好きな中条あやみも出演しているため、ついつい気が逸れてしまう場面もあるが、メインは二人の掛け合いだ。

 印象に残ったのは、池松壮亮の淡々とした喋り方だ。喋るスピードがゆっくりで、少しウィットに富んでいる。ちょっとのことでは動じず、冗談があまり通じない。それでいて、どこか可愛げのあるタイプ。

 私も過去に、このタイプとは数人知り合ったことがある。私は名古屋、東京、神戸で暮らした経験があるが、関西にこの傾向性があるように思う。育つ環境によるものなのか、遺伝子によるものなのかは分からない。

 私は結構せっかちで、勢いよく喋るほうだ。だから淡々と喋る人に憧れのようなものがあり、魅力を感じる。映画の中の中条あやみも、派手な菅田将暉より地味な池松壮亮に惹かれている。

 そう。この手のタイプはモテるのだ。それも、私が好きな清楚で華のある女子にモテるのだ。だから私は、せめてブログではと思い、淡々と文章を書き始めた。2009年10月の話だ。


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セトウツミ

セトウツミ


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