私は藤井聡太くんの大ファンだ。

以前も書いたが、藤井聡太くんの対局はすべてチェックしているし、棋譜の解説動画も見ている。最近は月額500円の「将棋連盟Live」アプリをiPhoneに入れて、一手一手の意図まで考えている。

藤井聡太くんの指し回しは鮮やかだ。ときには大駒を捨てて最短の勝ちを目指し、ときには守りの手を攻めに繋げて勝つ。もちろん、どの棋士も意味がある一手を指すのだが、藤井聡太くんの場合はその意味がとりわけ深い。

藤井聡太くんは中盤に時間をたっぷり使う。終盤は時間が無くなってしまうが、それでも正確に寄せて勝つ。残り数秒を残しながら何手も何手も指すので、見ているほうはハラハラするが、最後まで妥協しないからそうなるのだろう。

先月、藤井聡太くんは棋聖のタイトルを獲得した。近いうちに王位のタイトルも獲得し、二冠になるだろう。私が生きている間は、常に何かのタイトルを保持しているはずなので、もう「藤井聡太くん」と呼ぶことはないはずだ。

先日、そんな藤井棋聖のおかげで、窮地を脱したことがあった。

Excel VBAの試験を受けたときのことだ。Excel VBAの試験はベーシックとスタンダードがあり、ベーシックは比較的簡単だったが、スタンダードは難しかった。言語の構造を深く理解していないと解けない問題が多かった。

試験は50分で40問。最後の問題が終わった時点で、合格は危ういと感じていた。空欄のままにした問題も幾つかあり、半ば諦めていた。だが、残り1分になったとき、藤井棋聖が頭をよぎった。最後まで考えましょう。そう言われた気がして、なんとか空欄を一つ埋めた。

ここのところ10年続けたブログの更新が滞っていたが、今はそういう時期だと思っている。情熱を注ぐ対象は移り変わるものだ。大切なのは、どんな対象でも謙虚に真摯に向き合うこと。藤井棋聖はそれを教えてくれる。